「こんな本、読みました。」に「バカになれる男が勝つ!」(中村修二著/三笠書房知的生きかた文庫)。
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中村修二さん、大学時代も学問のことしか頭にないひとだったんですが、たまたま一度、ゴーゴーで踊った相手と恋におちて学生の間に結婚、院にあがったころには、子供ができていたのですね。それで、都会の大手の会社から内定ももらったのに、子供を育てる環境のことも考えて、田舎の無名な会社に勤めることになります。
そこの研究室で研究するわけですが、予算もつかないし、実験器具も大企業みたいな立派なものがあるわけでもなく、メーカーにカタログ請求しても、バカにして送ってこないし、まして営業に来るなんてことなどもない。それで、自分で修理したり改造したりするうちに、職人的な腕と勘が磨かれて、そこに才能も活かされてくる。
大企業の研究室に入っておられたら、いまの中村さんがあったかどうか、若い日のゴーゴーの一件がなければ……などと、様々なifを考えてみると「先の見えた人生などあり得ないのだし、人生は偶然の積み重ねだと腹をくくっていれば、どんな境遇に置かれても『大丈夫だ』と思うことができるのだ」という言葉が重く響きます。
Posted by: ゆらむぼ | August 08, 2004 at 02:10 AM